ジョゼ・モウリーニョ監督との確執から、招集外が続いているインテルFWマリオ・バロテッリは30日、テレビ番組のインタビューで、自身は間違っておらず、謝罪するつもりはないと語った。だが今回は、FWサミュエル・エトーがチームはモウリーニョ監督を支持していると話している。CSKAモスクワとのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグを前に、モウリーニョ監督とともに会見に応じたエトーは、バロテッリについて次のように語った。

「今はグループがどの選手よりも大事だということを理解する必要がある。マリオは選手の一人で、19歳だ。オレは彼を称賛しているし、ほかのチームメートたちもそうだけど、彼はグループに戻りたいなら自分が何をすべきかを分かっているはずだ。明日の試合で、彼がいないことを感じたりはしない。ほかの選手たちがいるからね」

「オレは昨日も彼と話したんだけど、ここでそれを言う必要はない。ドレッシングルームには年上で経験もある(ハビエル・)サネッティや(マルコ・)マテラッツィ、(フランチェスコ・)トルドといった選手たちもいるんだ。彼はより経験のある選手たちの言うことを聞かなければいけない。だけどもう、この騒動は終わらせなければいけないんだ。彼は重要だけど、毎日マリオの話をするわけにはいかない」

エトーはこのように述べると、CLの試合について次のように話している。

「ベスト8進出は精神的に重要だった。明日の試合は簡単じゃないだろうし、もしかしたらロンドンでの試合(チェルシー戦)より難しいかもしれない。でもオレは、オレたちが結果を出せることを願っている。モスクワでもっとオープンな試合がやれるようにね。2−0なら理想的だけど、1−0でも良い結果だよね」

一方で、自らのコンディションについて、エトーは「外れているのは簡単じゃなかった。オレはそれに慣れていなかったしね。でもあのときは、自分が万全じゃないということを受け入れなければいけなかった。モウリーニョ監督と話をして、諦めなかったんだ。今は好調だよ」とつけ加えた。