2月11日、日産スタジアムで行われる南アフリカW杯アジア最終予選の大一番=日本−オーストラリア戦。2006年のW杯では、このオーストラリアを相手に、1−3と完敗を喫した日本だが、そのリベンジはもちろん、この一戦で勝ち点を獲得できればW杯出場がいよいよ現実的なものとなる、まさに“絶対に負けられない闘い”となる。

そんな運命の一戦を前に、テレビ朝日系列「やべっちFC」(8日放送分)では“オーストラリア戦直前スペシャル”と題し、特集を放送した。

「日本の選手は全て知っているよ。それが僕の仕事だ。プレーが予測できない中東のチームに比べると日本は戦いやすい相手だよ」。そう話し余裕たっぷりに日本代表を挑発するオーストリア代表・ピム監督。これに対し、中村俊輔は、「(オーストラリアは)相手がこう来たらこうやるという手段をいっぱい持っている。後ろで余裕を持ってパスをまわしたり、日本は草食動物みたいに群れて戦っていく」と語り、あくまでも日本のスタイルを押し通す腹積もりだ。

また、スタジオ・ゲストには、セルジオ越後氏が登場。「オーストラリアは、欧州で大勢が活躍している。日本はそれを認めないといけない。日本はホームだし先取点が大事」と力説、さらには「カタール戦はアウェーだったのに物凄い運動量だった。あれをやれば問題ない」と先のカタール戦を例に挙げ、太鼓判を押した。