レアル・マドリーはこの冬、負傷者をカバーするためにMFのラッサナ・ディアッラと FWのクラース・ヤン・フンテラールを獲得したが、このどちらをチャンピオンズリーグに登録するか選択を迫られているなか、ファンデ・ラモス監督はディアッラを、クラブ幹部はフンテラールを望んでいることがわかった。

 2人とも登録できれば問題なかったのだが、今季のUEFAカップに出場した選手は1名しか追加登録できないとのUEFA規定があり、チームはどちらかを選ばなければならなくなった。
 ファンの大半は、クラブ幹部同様、派手な活躍を期待できるストライカーの登録を望んでいるが、ラモス監督の意見は逆。ファン・ニステルローイの穴は簡単に埋められるが、マアマドゥ・ディアッラの穴埋めは難しいと考えているのだ。

 レアル・マドリーがUEFAに対して、ルール変更を求める可能性もわずかにあるが、UEFAがこれを受け入れるとはとうてい考えにくい。
 スペインのメディアによると、あるマドリーの幹部は、「我々はすでにばかげた状況に陥っている。だから、(ルールを変更を)UEFAに訴えるなど愚の骨頂だ。何もしないほうがいい。ルールが正しいかそうではないかは別として、ルールが存在するのだから、我々は契約をする前にチェックするべきだったのだ」と自嘲気味に語ったそうだ。