22日のチャンピオンズリーグ(CL)グループA第3節で、チェルシーに敗れたASローマのDFフィリップ・メクセスが、試合後フランスの中継局カナル・プリュスのインタビューに答えた。

 メクセスはこの試合、ゴール前で相手の主将テリーに対し、突き飛ばされてにらみ合うシーンもあったほど執拗にマークしたが、決勝点はそのテリーにマークを振り切られたのが原因となった。

 悔しい一戦となったはずだが、インタビューではカメラに向かって笑顔を絶やさず、代表で出番の少ない自分を援護したジダンの発言について触れられると、「メルシー(ありがとう)、ジズー。僕たちはお互いよく知った中ではないけど、ハートが熱くなった」とメッセージを伝えた。

 スタジオにいた解説者のマルセル・デサイー氏(元フランス代表センターバック)は、チェルシー戦での失点も含め「がむしゃらさと集中力が足りない」と苦言を呈した。ただし、メクセスの潜在的な才能を高く評価し、期待を込めたうえでの発言と思われる。

 一方、同席したビシェンテ・リザラズ氏(元フランス代表左サイドバック)は、「オーストリア戦(メクセスのミスも含めて3失点)のイメージが残らないよう、次のチャンスが与えられることを誰もが望んでいる」とエールを送った。