欧州CLグループリーグ開幕戦となるパナシナイコス戦を翌日に控えた15日、インテルのジョセ・モウリーニョ監督が、「モウリーニョの発言には対戦相手への敬意が欠けている」と批判したカターニャのロ・モナコGMに応戦した。

「モナコ?私が知っているモナコはバイエルン・モナコ(ミュンヘン)、モナコ公国、チベットのモナコ(僧侶)…、そしてモナコGPだけだ。それ以外のモナコは知らない。(カターニャの)ロ・モナコGMは私の名前を口にすることで、広告効果を狙いたかったのではないか。私には自身を広告媒体とするスポンサーがいくつかある。ということで、もし私を広告媒体として使いたいようなら、ロ・モナコGMもスポンサー料を支払うべきだろう」とコメント。

 ビッグクラブとプロビンチャ(地方の弱小クラブ)の立場を強調する皮肉混じりに応酬した。

※13日のセリエA第2節インテル対カターニャは2−1インテル勝利。試合後、モウリーニョ監督は「5−1勝利に値する内容」と発言。この発言にロ・モナコGMは地元シチリアのラジオ番組で「モウリーニョ発言は、対戦相手とサポーターへの敬意に欠ける。クラブが彼と選手にいくら投資したかを考えるべきだ。たった1人で我々の選手全員の年俸と同じぐらいの金額を稼いでいるような人物からの、このような無神経な発言は真に受け入れ難い。これから勝利を重ねられないようなら、素晴らしいトランクとともに母国に帰ればいい」と強烈に非難していた。