今夏、アーセナルへ移籍したMFサミア・ナスが、新天地でのプレーについて意気込みを語った。

 フランスのマルセイユから1200万ポンド(約26億円)でアーセナル入りしたナスリは、アーセン・ベンゲル監督率いるチームへの移籍について、「最上の決断だった」と自画自賛。若手育成に定評のある指揮官の下での活躍を誓った。

「僕にとって、アーセナルは理想的なクラブだよ。これまでにも数多くの選手がトップクラスに成長しているからね。クラブとして安定していることは重要なことだよ。選手の出入りが激しいようではいけないと思う。ベンゲル監督はフランス人だし、チームには若い選手も多い。ベストな選択をしたと思っている。僕はとにかくアーセナルのスタイルが好きなんだ。昨シーズンは、ワクワクしながら試合を観ていたよ。このスタイルはもはや文化だし、サッカーが持つ最高な面を表現していると思う」

 さらに、新シーズンのポジションについてベンゲル監督と話し合ったというナスリは、「サイドMFとしてプレーすることになる。フランス代表のユースで4年間、同じシステムでプレーしたから問題ない。右も左も関係ないよ」と、ベンゲル監督が採用するシステムへの適応にも自信を見せた。今オフ、バルセロナへ移籍したMFアレクサンドル・フレブの代役として期待を集める21歳は、同郷の監督の下、いかなる成長を見せてくれるのだろうか。