マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフの獲得を巡り、マンUを痛烈批判したトッテナムのダニエル・レビイ会長に反撃。レビイの発言を「恥さらし」と酷評した。

 トッテナムのレビイ会長は、ベルバトフの獲得に自信を覗かせるコメントを発表したファーガソン監督に対し激怒。選手や代理人と不正に接触した証拠があるとして、プレミアリーグに告発すると語っていた。

 この発言に対して、南アフリカでプレシーズンマッチを終えたばかりのファーガソン監督は、レビイ会長の発言について、「まだ読んでいない」としながらも、過剰反応をするつもりはないと語っている。

「彼の発言はトッテナムにとって非常に恥ずべきものになるだろう。ただ、ダニエル・レビイがどういう人物であるかは分かっているだろう。彼は人とは違うのだよ。詳しいことは、デイビッド・ジル(最高経営責任者)に聞いてくれ。ただ、試合の準備があったので、私もまだ彼とほとんど話していないんだよ。記事も読んでいないしね。ただ、クラブの弁護士が対応してくれるものと考えている」

 レビイ会長の発言を受け流したファーガソン。ベルバトフ獲得を諦めるつもりはまったくない様子で、法的手段をチラつかせながら、トッテナム側にプレッシャーをかけるなど、百戦錬磨の老将は、痛烈な批判も意に介していない様子だった。