TV中継枠のメインに登場するベウト(左)とKJ・ヌーン

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XFC、Dynamite!!USA、ストライクフォースとショータイムによってPPV中継を行なってきたプロ・エリート系のプロモーション。これらの大会以外にも英国ケージ・レージ、ハワイのICONスポーツ、LAのノーリミッツMMA大会をプロ・エリートのホームページでネット中継を行なってきた。
 そのプロ・エリートが、またまた打ち出した新機軸は人材育成大会「SHO−XC」。同大会は、ショータイムが行なうボクシング・プログラム「SHO−BOX」と同じ、カリフォルニア州サンタイネスのキュマッシュ・カジノで開かれ、5月27日(金・現地時間)午後8時からショータイム系ケーブルTVで無料放送される。

UFCに例えるなら、スパイクTVで中継されるUFCファイトナイトに当たる当大会、アップカマーにとって、顔を売る絶好のチャンスだ。全11試合が予定されているが、大会中継に合わせ第5試合がメイン。その後の第6試合からはプロ・エリートのホームページでネット中継される。

TV枠のメインは、エジソン・ベウトとKJ・ヌーンのライト級3回戦。ベウトは6月22日のストライクフォースで、クレイジー・ベネットの代役出場ならがビクトー・バレンズエラを足関節で一蹴、注目を集めるようになったフロリダの選手。対するKJ・ヌーンはサンディエゴのシティ・ボクシング所属。UFCで活躍するケンドール・グローブの同僚だ。ボクシング・センスはMMA界でピカイチのKJは、プロ・エリート期待の新鋭。TVマッチで、名前と顔を売るのはどちらになるのか。北米で充実の一途にあるライト級、注目の一戦だ。

なお、ネット配信される第9試合には、3月のケージフォース・ライト級王座決定トーナメント1回戦に出場し、光岡映二をあわやというところまで追い込んだブライアン・コッブが出場。ジョン・リーディとの一戦に挑む。またTV枠第2試合で、かつてK−1ブラジル大会で優勝し、来日経験もあるジェファーソン・タンキ・シウバが、アーロン・ロサと対戦する。