レアル・マドリーのカルデロン会長は5日、獲得を目指しているローマのルーマニア代表DFクリスティアン・キヴ(26歳)について、年俸の折り合いがつかず、交渉は暗礁に乗り上げたと話した。
 ローマは4日に、キヴを1800万ユーロ(約29億円)で売却することで合意していたが、移籍は微妙な状況になっている。
 カルデロン会長は地元ラジオのインタビューで、「ローマとは合意に達した。次は選手と個人的条件で合意する必要がある。しかし、聞いたところでは、年俸の面で根本的な相違点があるようだ。要求額が我々の予想をはるかに超えており、検討しなければならない」と話した。
 キヴの代理人は5日、「レアル・マドリーが提示した年俸は、インテルのそれをかなり下回るものだった……レアルが新しいオファーをしない限り、キヴはローマに留まるだろう」と話している。
 スペインのメディアは、レアルはキヴに対し、年俸520万ユーロ(約8億4000万円)を提示したと報じた。