待ちに待った夏。人々は誰もが開放的となる。長期間のバカンスを郊外で過ごしたり、そうでなくても短期の旅行をしたり。めいっぱい夏を楽しもうと行動的になるもの。そのため、この人たちも行動的となる。泥棒、空き巣の方々である。休暇で自宅やオフィス不在の時間が増えるこの時期こそ稼ぎ時。高額所得者のサッカー関係者が狙われるのは致し方ないことなのかもしれない。

先月はミランのアドリアーノ副会長が被害に。自宅に侵入され、金庫ごと盗まれてしまった。そして先日、ドイツワールドカップでイタリア代表を頂点へと導いた名将・リッピ監督宅にも泥棒が……。港町ビアレッジョに住むリッピ監督はこの時期、午前中に散歩するのが日課。泥棒はリッピ監督が外出したのを見計らって自宅におじゃま。扉をこじ開けたものの、セキュリティアラームが反応したため、何も盗らずに退散したそうだ。リッピ監督の自宅には、貴重品のほかにもワールドカップ優勝メダルを始め、数多くのグッズがあるそうだが、すべて無事だった。さすがはリッピ監督。自宅の守備網も完璧に創り上げていた?