メルカリの電子決済「メルペイ」は売上げ金をコンビニ利用できる! 使い方とメリットをチェック

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フリマアプリ「メルカリ」は、匿名配送にも対応しており、手軽に個人間売買できる。
このため、いまや多くの人が利用する人気サービスにもなっている。
特にスマホアプリで利用できることから、いつでも、どこでも、誰でも使える。

このメルカリ、iOSアプリがアップデートされ、アプリ内で電子決済サービス「メルペイ」を利用できるようになった。

「メルペイ」は、メルカリ利用者にとって、便利なのか?
今回は、それを試してみた。


これまでメルカリの売上金を使う方法は、2つしかなかった。
・ポイント購入してメルカリ内での購入
・登録口座への振込

売り上げを現金として手にするためには、銀行口座に振込をしなければならかった。
実は、ここに少々問題があった。
銀行振込では、
・10,000円以下の振込は手数料が210円発生。
・売上金の振込申請期限が180日以内。
という縛りがあるからだ。

そもそも不要な物を断捨離してお金を得たいのに、
・売り上げから振込手数料が引かれる
・メルカリ内で使う
というのでは、元も子もないのだ。

メルカリの売上金を。そのままリアル店舗でも使えたらいいのに!

メルペイは、こうした希望を叶えるサービスなのだ。

メルペイの特徴は、
・メルカリの売上を電子マネーとして利用できる。
・Apple PayのiD決済にも対応。
・手数料無料で登録口座から入金可能。
・メルペイに口座を登録すると売上の振込申請期限が撤廃される。

メルペイを実際に設定して試してみた。


メルペイをApple Payで設定する
執筆時点で、メルペイを利用できるのはiOSアプリのみである。
Androidは後日対応予定とのことだ。
ここでは、iPhoneのアプリでの設定方法を説明する。

・iPhoneのメルカリアプリを4.00にバージョンアップする。




・「メルペイ」タブをタップし、初期設定に進む。




・メルペイの電子マネーカードを作成する。
スマートフォンのSMSに認証番号が送信されるので、認証すれば完了となる。

・電子マネーカードをiPhone、あるいはApple Watchに登録する。





Apple Payに対応しているiPhone、またはApple Watchのいずれかを指定して登録することができる。




登録が完了すると、Walletアプリ上にApple PayのiDカードとして表示される。
これで、メルペイは通常のiDカードと同様に全国の加盟店で利用できるようになる。


支払い口座を設定すれば、より便利に
メルペイは、売上金だけを利用することもできるが、口座を登録することで、チャージすることもできるようになる。チャージにかかる手数料は無料だ。

また、口座登録すると以下の特典がある。
・売上金の振り込み申請期限がなくなる。
・売上金使用時のポイント購入が不要になる。

メルペイを便利に使いたい人は、是非口座登録しておきたい。




口座を設定しすると、売上金、ポイントが統合されて一括でメルペイ残高として表示される。
また「チャージ(入金)」からワンタッチで口座からチャージできる。
メルペイ残高は、iDとしての利用だけでなく、もちろんメルカリの買い物にも利用することができる。

メルカリの買い物は、
・クレジットカード
・コンビニ/ATM払い
・d払い
・auかんたん決済
・ソフトバンクまとめて支払い
以上の支払い方法があるが、支払い口座を登録すると、

・チャージ払い
の項目が追加される。

チャージ払いとは、
登録口座から1,000円単位でチャージして支払うという支払い方法である。
既存電子マネーのオートチャージのように、チャージを自動でしてくれる機能だ。
便利だが、知らないうちにチャージされるので、使い過ぎる可能性も上がるので、口座残高が減ってしまわなように、注意して利用したい。


これまでクレジット払いを敬遠していた人も、口座払いであれば残高に見合った利用が可能になる。自分のスタイルに合った支払い方法が選択できるようになったわけだ。


メルペイは、メルカリと直結したサービスだ。
このため、メルカリ利用者には利便性も含めてメリットの大きいサービスだと言える。

頻繁にメルカリを利用している人にとって、少額の売上金をコンビニなどの日用品の買い物で利用できるようになることは、メルカリの利便性が大きく上がると言えるだろう。


執筆:ちえ