フェデラー「クレーでプレーするかの決定が全てに影響する」。オフシーズンのトレーニング計画を語る

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「全豪オープン」を含む4個のタイトルを獲得し、2018年シーズンを終えたロジャー・フェデラー(スイス)。地元スイスの「ターゲス・アンツァイガー」紙に、オフシーズンのトレーニングについて語っている。

フェデラーは「シーズンオフは、もう一度もっと頻繁にネットへ出て、フォアハンドをまた全力で打てるようにトレーニングしたい」と打ち明けた。フェデラーといえば、非常に速いタイミングでボールを捉える高速のショットと、隙あらばどんどんネット際に詰めてボレーを決めてゆくのが強みのひとつ。以前よりもバックハンドに隙がなくなるなど、37歳にして完成度はさらに高まっている。


またフェデラーは「それとフィットネスを重視する。クレーコートでプレーするかどうかの決定が、もちろん全てに影響する」とも話している。


クレーコートはバウンド後の球足が他のサーフェスに比べて遅くなり、比較的タフなラリーが続きやすい。フェデラーはこの2年間クレーコートシーズンはスキップし、休養にあててきた。もし2019年シーズンで出場するのであれば、年齢を考えてもよりフィジカル的に強い身体にする必要があるのだろう。


多くのファンが、一年間を通してフェデラーの素晴らしいプレーを観られることを期待はするが、そのための大事なオフシーズントレーニングとフェデラー自身の決断を楽しみに待ちたい。


フェデラーが次に出場予定の大会は、12月29日からオーストラリアのパースで開催される男女混合国別対抗戦「ホップマンカップ」。ツアーの大会ではないものの、1月中旬の「全豪オープン」に向けて大物選手も出場することで注目されている。フェデラーは、現在女子世界ランキング44位で元世界7位のベリンダ・ベンチッチ(スイス)とチームを組む予定で、今季「ホップマンカップ」と同じ顔ぶれで臨むことになる。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのフェデラー
(Photo by Hannah Fountain - CameraSport via Getty Images)