サッカー豪Aリーグのプレシーズンマッチ、セントラルコースト・マリナーズ対マッカーサー・サウス・ウェスト・ユナイテッド。試合に臨むセントラルコースト・マリナーズのウサイン・ボルト氏(中央、2018年10月12日撮影)。(c)PETER PARKS / AFP

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【AFP=時事】(更新)サッカー豪Aリーグのセントラルコースト・マリナーズ(Central Coast Mariners FC)における元陸上男子短距離のウサイン・ボルト(Usain Bolt)氏のトライアル期間が2日に終了し、同クラブでプロサッカー選手になることを目指していた同氏の試みが終わりを迎えた。

 五輪で8個の金メダルを獲得したボルト氏は、8月からマリナーズでトライアウトに臨み、サッカー選手になるという子どもの頃からの夢の実現を目指していた。32歳のスーパースターによる挑戦は世界中で注目を集め、プレシーズンで2ゴールを挙げると、関心はさらに高まっていた。

 しかし、ボルト氏の能力に関してはこれまで疑問視する声が上がっていたほか、マリナーズが提示した金額は同氏側が求めていた300万豪ドル(約2億4000万円)に遠く及ばず、契約をまとめるには外部のスポンサーが必要だと伝えられていた。

 交渉が決裂したことを受け、コメントを発表したマリナーズは「本日、セントラルコースト・マリナーズとウサイン・ボルト氏の代理人を務めるリッキー・シムス(Ricky Simms)氏は、ボルト氏のマリナーズにおける無期限の練習期間が終了したことを報告する」と記した。

「以前にも申し上げた通り、クラブとリッキー・シムス氏は、全当事者に適した商業的な解決策を見つけるため、外部のパートナーと会話をしてきた」「なかには期待の持てるパートナーの候補もいたが、ボルト氏とセントラルコースト・マリナーズは、ふさわしい契約を適時にまとめることはできないだろうという結論に円満な形で達した」

 昨年に陸上競技から退いた後、これまでにドイツや南アフリカ、ノルウェーでトライアウトを受けてきた100メートルの世界記録保持者であるボルト氏は、チャンスを与えてくれたマリナーズに感謝の意を表している。

「ここで過ごした時間で、ものすごく歓迎されていると感じさせてくれたセントラルコースト・マリナーズのオーナー、経営陣、スタッフ、選手、そしてファンの人々に感謝したい。今後のシーズンにおけるクラブの成功を祈る」
【翻訳編集】AFPBB News