劇団☆新感線 3年ぶりの新作を生田斗真主演で2019年3月から上演決定!/(c)2019『偽義経冥界歌』

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2017年春から2018年の大晦日までの約2年間、客席が360°回転するアジア初の劇場・IHIステージラウンド東京(豊洲)でロングラン公演を敢行中の劇団☆新感線。2019年、旗揚げ39周年ということで“サンキュー興行”が決定した。春公演は大阪、金沢、松本の3か所で行い、夏秋公演は別の演目を挟み、明けて2020年2月に東京公演、4月に福岡公演を予定している。

その3年ぶりとなる完全新作の演目は「偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)」。2016年の「乱鶯」以来のいのうえ歌舞伎で、2014年の「蒼の乱」以来となる劇団の座付き作家・中島かずきによるゼロベースからの新作となる。

 今作のモチーフは、“奥州三代”と“義経黄金伝説”。歴史上の一大事に大きく関わった源義経は、偽者説や影武者説など、ドラマティックな謎めいた逸話も多い人物。その義経が実際に奥州に匿われていたという史実をベースにし、奥州三代の盛衰の行方も絡め、ファンタジーの要素もふんだんに取り入れた物語が展開される。

主人公の偽義経を中心としながらも、まるで群像劇のようなそれぞれの人間ドラマが味わえるのも本作の見どころとなっている。

主人公の偽義経(源九郎義経)を演じるのは、劇団☆新感線4度目の出演となる生田斗真。共演者は、2017年の「『髑髏城の七人』Season花」以来2度目のりょう、初参加となる中山優馬、本作が初舞台となるシンガーソングライターの藤原さくら、出演5回目の“準劇団員”山内圭哉、「蒼の乱」以来2度目の早乙女友貴。さらに、ダブルキャストとして橋本じゅんが大阪・金沢・松本公演に、三宅弘城が東京・福岡公演に出演する。ほかに、「『メタルマクベス』disc1」で退団以来21年ぶりに劇団公演に参加した橋本さとしも出演が決定。栗根まことら、劇団員も舞台を彩る。

文=田中隆信(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一)