ウォール・ストリート・ジャーナルが、「怪盗グルーの月泥棒」や「ミニオンズ」などを手がけた3DCGアニメーションスタジオのイルミネーション・エンターテインメントとユニバーサル・ピクチャーズが任天堂の人気キャラクターである「マリオ」の映画化をもくろんでいると報じています。

Mario Bros. Set to Jump to Big Screen in Movie Deal with Universal’s Illumination

https://www.wsj.com/articles/mario-bros-set-to-jump-to-big-screen-in-movie-deal-with-universals-illumination-1510675881

Report: Nintendo Making Animated Mario Movie With Studio Behind Minions

https://kotaku.com/report-nintendo-making-animated-mario-movie-with-studi-1820434793

マリオは1993年に公開された「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」で実写映画化を果たしています。その後、2016年には任天堂の君島達己社長が、「自社のキャラクターを用いた映画を作ろうと交渉中である」と朝日新聞のインタビューで答えていました。

そんな中、新たにウォール・ストリート・ジャーナルが「イルミネーション・エンターテインメントが任天堂のスーパーマリオブラザーズのアニメーション映画化契約で合意間近に迫っている」と報じました。君島社長の「任天堂キャラクターの映画について交渉中である」という発言からも、今回の報道の信憑性は高いといえそう。なお、「ミニオンズ」などを手がけたイルミネーション・エンターテインメントは、世界最大の映画製作・配給スタジオであるユニバーサル・ピクチャーズの子会社です。



ただし、「ウォール・ストリート・ジャーナルは任天堂に関するリーク報道で常に成果を挙げているわけではない」と、ゲームニュースメディアのKotakuは指摘しています。実際、2015年2月にウォール・ストリート・ジャーナルのBen Fritz記者が「Netflixがゼルダの伝説のTVシリーズを製作中」と報じましたが、このシリーズものが実際に完成することはありませんでした。また、今回のマリオの映画化について報じたのも、Fritz記者です。

なお、Kotakuが任天堂にコメントを求めたところ、「我々はこの件について何もコメントしない」と回答があったそうです。