クルマ選びの際に色で迷うことってありませんか?「この色が世間的に見ても一般的かな」「派手な色が好きだから赤にしよう」など、理由はそれぞれだと思います。

実はクルマのボディーカラーに関するちょっとした豆知識があります。色選びで迷う際はぜひとも参考にしてみてはいががですか?

■事故率が高い色

1番事故を起こすクルマの色で多いのは青色と言われています。これは青ならではの特性があるからです。青は近くにあっても遠くにあるような性質を持っています。そのため、実際はすぐ目の前に走行しているにも関わらず、少し遠くを走行している錯覚が起きてしまうのです。逆に、事故を起こす可能性が低いクルマの色はシルバー。シルバーはメタリック塗装のため、夜の暗い時間帯でも目立ちやすいからです。

■生産量が多いクルマの色

1位は白です。2位に黒とシルバーが同率で入ります。街中でもよく見かける色ですよね。2013年まではシルバーが人気色でしたが、ここ数年で白の人気が急上昇しています。クルマの生産量全体の25%が白色です。

■手入れがしやすいクルマの色

つまり、汚れが目立ちにくいというので、汚れに近い色でもあります。その色はグレー系やシルバー系です。少しの汚れや傷などは目立ちにくいので、年中手入れをしない人にはオススメです。逆に黒系は、傷がつくととても目立つ傾向にあります。

■紫外線の関係がある色

黒色は太陽光を吸収しやすい色であります。そのため「黒だとクルマも熱くなるの?」と思いがちです。クルマ本体は確かに熱くなりますが、車内温度は白色と比べても1度ほどしか変わりません。ちなみに赤色のクルマは紫外線の波長を吸収しやすく、色の褐色や退化が早めになりやすいです。逆に、褐色や退化が遅いのが青色になります。

■下取り査定額が高い色

色によって多少の差額が発生するのも事実です。実際に、あまり売れる見込みがない色を買い取ろうとは業者も思いません。比較的高値で買い取られるのは、白と黒です。といっても、車種によって人気の色が違うため、一概にこの色が絶対高く買い取られるというわけではありません。購入するクルマの人気色を、前もって把握しておくこともオススメです。

色によって様々なメリットやデメリットがあります。自分のカーライフに合った色を選びましょう。

(鈴木 唯)

クルマの色選びって実は重要!ボディカラーに関する豆知識(http://clicccar.com/2015/10/06/331037/)