ニンニク料理のニオイってどれぐらい続くの?

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疲れを乗り越えるため、ニンニク料理でスタミナをつけたい!という人もいるだろう。しかしニンニクと言えば、気になるのはやはりあのニオイ。大事な顧客訪問の前にうっかりニンニク料理を食べてしまった……なんて失敗を筆者はしたことがあるのだが、皆さんはどうだろうか。「教えて!goo」で「ニンニク料理を食べて失敗したな〜というエピソードを教えて」ということで質問してみた。

■他人どころか、自分が気になるあのニオイ

「翌日から三連休なので、ニンニクがはさまった焼き鳥を大量に食べた。(中略)翌日、好きな男性に偶然会い、告白されて、突然キスをされた。ディープキスされそうになったが、臭いが気になって私が口を開けず……相手は拒否されたと思い、しばらく疎遠になってしまった」(バランスボールさん)と、自分が発したニオイが気になって失敗したいう意見があった。

他人に嫌な思いをさせないよう消極的になることで、失敗すると言ったことは大いにありそうだ。では食べてしまったニンニクは、どれくらいの時間臭うのだろうか。料理講師の高窪美穂子さんに教えてもらった。

■あのニオイは平均十数時間続く……

「ニンニクのニオイの持続時間は、食べた量や、調理された時に使われた形状、食べた時の形状、個人の代謝能力にも差があります。様々な実験の結果、ニオイの継続時間は数時間〜数十時間まで様々だと言われていますが、平均的に十数時間は続くものと考えてください」(高窪さん)

日常生活において十数時間もあの強烈なニオイが持続するのは悩ましい。ニオイを少しでも緩和する方法はないのだろうか。

「ニンニクの細胞は、刻んだり、すり下ろしたり、咀嚼(そしゃく)することで、ニオイのもとであるアリシンができます。この成分が腸から身体に吸収され血液で体内を巡るため、体臭にもニオイが出ます。口臭に関しては口腔内を清潔にすることである程度は緩和されますが、身体を巡るニオイ成分は肺からも息として出てしまいます」(高窪さん)

あの体の中から沸いてくるようなニオイは、腸で吸収され肺から放出されていたのだ。では体内に取り込んでしまったニオイ成分を減少させる方法はないのだろうか。

■速やかなニオイ成分の排出が重要

「ニオイを抑える食材に関しては、生のりんごが効果が高いと言われています。濃い緑茶も良いですね。それ以外でよく知られているのは牛乳、コーヒー、パセリなどですが、いずれもニンニクを食べた後、なるべく早く食べたり飲んだりしてください。水分を取って汗をかいたり、トイレで排出したり、体内から速やかにニオイ成分を排出することが、ニオイを消す一番の早道です」(高窪さん)

どうやらニオイを抑制する食べ物を摂取するだけでは解決が難しいようだ。しかもニオイ成分の排出にはそれなりに時間が必要であるため、ニオイが長く持続するのもやむ得ない状況。こうなるとニンニクを食べる段階で、少しでもニオイが抑えられる対策を施すしかないが……。

■生のすりおろしニンニクが最もニオイが出やすい

「細かく刻めば刻むほどニンニクの細胞壁が壊れるため、ニオイは出やすくなります。一番ニオイが強くなるのがすり下ろしで、次にみじん切り、スライスの順になります。加熱するとニオイは弱まります」(高窪さん)

すりおろしたニンニクを食べた後、猛烈に臭う理由は上述の通り。ニンニクを食べたい、でも翌日以降になるべく響かせたくない!という人はこちらをぜひ参考にしてほしい。

●専門家プロフィール:高窪 美穂子
株式会社アッサンブラージュ代表。100%天然素材を使った美味しく食べて健康になる家庭料理などをレッスンする少人数制料理教室「クッキングサロンM&Y」主宰。身体の中から健康になれる食材の商品開発や販売促進用レシピ開発にも注力。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)