米航空機大手ボーイングは11日、世界で従業員約1.7万人を削減し、開発中の新型機の納入も延期すると発表した。先月から労働組合がストライキを始めて主力工場が稼働を停止。財務の悪化に拍車がかかっており、人員削減や開発延期などで経営を立て直す。米ワシントン州レントンの工場で製造されているボーイングの小型機「737MAX」。米シアトルタイムズ提供=AP今後数カ月の間に従業員の10%を減らす。ボーイングは現在、世界で17