リコーが、9月12日に「セカンドキャリア支援制度」の実施を発表した。聞きなれない言葉だが、要するに希望退職者の募集を開始するということだ。その中身は国内1000人という大規模な人員削減策の実施であり、海外も含めると2000人規模だという。リコーは株価が割安か割高かを判断する最も重要な指標でみたときに低PBR、低ROEという典型的な経営効率の悪い会社の一つである。それをモノ言う株主につけ狙われた格好だ。