現在のような成熟化の時代において、「自然/環境」の次元、日本人の自然観、生命と死の根源にある次元にまでさかのぼった探究が必要ではないでしょうか(写真:タカス/PIXTA)加速する「スーパー資本主義」、持続可能性を前提とする「ポスト資本主義」の「せめぎ合い」はどこへ向かうのか。『科学と資本主義の未来──〈せめぎ合いの時代〉を超えて』著者で、一貫して「定常型社会=持続可能な福祉社会」を提唱してきた広井良典