不合理な線引きで被爆者援護から切り捨てられた人たちを、早急に救済しなければならない。長崎原爆に遭いながら、国の指定地域外だったために被爆者と認められていない人は「被爆体験者」と呼ばれる。約6300人に上り、高齢化は著しい。岸田文雄首相は9日、被爆体験者と初めて面会し、武見敬三厚生労働相に「合理的な解決」に向け「具体的な対応策の調整」を指示した。当事者は期待を寄せる。これまで被爆者と認めるよう求