台風10号は29日、鹿児島県薩摩川内市付近に上陸し、九州の西側を北上した。大分と宮崎、鹿児島の3県で線状降水帯が発生するなど大荒れの天候となり、九州7県で少なくとも計83人が重軽傷を負ったほか、1人が行方不明となった。台風は30日昼過ぎにかけて、九州を横断する見込み。九州北部では線状降水帯が発生する恐れがあるとして、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。▶台風情報(気象庁)▶線状降水帯と半日前予測