楕円銀河「M87」の中心部にある超大質量ブラックホール(※1)は、天文学史上初めて構造が可視化されたブラックホールです。中央が暗くて周辺が明るい環状構造の画像はよく知られていますが、理論的には時間を空けて撮影すると画像が変化することが予想されていました。M87のブラックホールを可視化した「イベントホライズンテレスコープ」は、初撮影から1年後となる2018年の撮影キャンペーンで取得された観測データを解析し、画像