「私は虐待なんてしていません」という親を前に、児童相談所の判断には多角的なアセスメントが求められている(写真:sasaki106/PIXTA)かつて児童相談所で勤務していた著者は、親の虐待が発覚して子どもを一時保護しなければならない状況になったとき、親が「私は虐待なんてしていません」と言い張る場面にたびたび遭遇してきた。現在著者は虐待した親と子どもの関係を回復させるための活動を行っている。親の虐待により離れ離れ