日本学術会議の三つの分科会は、性犯罪に関する刑法見直しについて、「暴行または脅迫」要件を撤廃し、国際人権基準にならって同意のない性行為を犯罪とするよう求める提言をまとめた。具体的には、「不同意」のケースを条文に列挙するなど、諸外国の刑法を参考に「同意の有無」の判断基準をできるだけ明確化、客観化する形で検討されるべきだとした。性犯罪に関する刑法は2017年、110年ぶりに大幅改正されたが、提言は「被害者の