北朝鮮で蔓延する覚せい剤。当局はこれまで、拷問や公開処刑など強硬な手段を駆使し、覚せい剤乱用の抑え込みを図ってきたが、根絶には程遠いのが現状だ。根絶を妨げている原因の一つが、医薬品の不足だ。他の国なら簡単に手に入る薬ですら入手できず、手っ取り早い代用品として覚せい剤が使われてしまっている。北朝鮮の北東部、咸鏡北道(ハムギョンブクト)では、抗リウマチ薬の代用として覚せい剤を使っていた女性が逮捕された