京王電鉄が「京王ライナー」で運用する5000系(撮影:尾形文繁)朝夕の混雑時も着席通勤できる「通勤特急」や「通勤ライナー」が好調だ。首都圏や関西圏では300円以上の追加料金が必要だが、睡眠をとる、コーヒーを飲みながら新聞を読む、パソコンを広げて仕事をする、自己啓発のための勉強に励むなど、さまざまな形で移動時間を有効活用できることが人気の要因だ。「通勤特急」の草分けは小田急電鉄の特急ロマンスカーで、1967年