ジダンがCL決勝での伝説ボレーを振り返る「一生に一度のゴール」

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 元フランス代表MFのジネディーヌ・ジダン氏が、2001−02シーズンのチャンピオンズリーグ決勝で挙げたゴールを振り返った。『UEFA.com』が伝えている。

 当時、レアル・マドリードに加入初年度だったジダン氏は、レヴァークーゼンとの決勝でフル出場。1−1で迎えた前半のアディショナルタイムに、左足のボレーシュートで決勝弾を叩き込んでいた。

 ジダン氏は一連のプレーにおいて、左サイドバックだった元ブラジル代表DFのロベルト・カルロス氏が上げたクロスボールに言及。「考えられないほど高いクロスだったが、もし完璧なクロスだったら、シュートを決められなかったような気がする」と、振り返った。

 左サイドから高々と上がったクロスだったが、落下点で待ち構えていたジダン氏はボールの落ち際に左足を一閃。「とにかくボールをうまく収め、完璧なフォームでシュートを打とうと自分に言い聞かせた」という一発で、ゴールネットを揺らした。

「間違いなく一生に一度というレベルのゴール。その瞬間がチャンピオンズリーグ決勝にやってきた」と、10年以上の時が経ちながら色褪せることのない得点について語った。

 レアル・マドリードは、ジダン氏のゴールもあり、2−1で勝利。当時9度目の欧州制覇を果たし、クラブ創設100周年に華を添えていた。