ズラタン・イブラヒモビッチ選手が、3月15日に行われたPSG対ボルドー戦後に「このクソみたいな国で良い審判を見たことがない」と審判について発言したことがが、フランスで大きな波紋を呼んでいる。

後にイブラヒモビッチ選手は発言を謝罪したが、フランスの極右政党・国民戦線のマリーヌ・ル・ペン党首が「嫌ならこの国から出て行けばいい」と発言したことから、大きな問題となったようだ。

「The Guardian」のfacebookページでは、「フランスは言論の自由が神聖だったのではないのか？」というコメントや、一方で「（イブラヒモビッチは）フランスで稼いでるのに国を侮辱した。国外追放されるべき」など、発言に憤るフランス人のコメントが寄せられている。

また、「ル・ペンがフランスから去ってくれても構わない」「冗談みたいな人」と、ル・ペン党首の発言を快く思っていないフランス国民も少なくないようだ。

審判への辛口発言が国を巻き込む論争に発展してしまったが、「彼にも好き嫌いを発言する権利はあるだろう」「ジャッジに関しては彼は間違っていない」「結局、彼が外国人だったから攻撃されているだけ」「酷いクォリティーの審判の問題を逸らしているに過ぎない」など、発端となった審判に関する問題が何も解決されていないと感じているファンの発言も目立っている。