ニッカウヰスキー創業80周年、竹鶴氏生誕120周年のアニバーサリーイヤーだった2014年に誕生。その歴史を甘さとほろ苦さと共に味わってみては?

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ドラマ『マッサン』の人気も手伝って、今や若い女性の間でも人気となったウイスキー。筆者も今年からは、ロックで楽しむようになってしまった。
そんなウイスキーのおつまみ、定番といえばナッツ類だが、実はチョコレートと相性ぴったりなのはご存じだろうか? ヨーロッパではポートワインとチョコレートの組み合わせが古くからの定番であり、お酒チョコレートのマリアージュを楽しんでいる方も多い。
ウイスキーは樽で熟成された甘みと苦味成分を持ち、チョコレートはカカオの持つ甘み成分と苦味成分とがあって風味が似ているので、マリアージュが楽しめるそう。

そんな中、チョコレートお酒が入っているという商品も続々発売されている。
今回は、ウィスキー、焼酎、シャンパンとお酒が入った人気のチョコレートをご紹介しよう。

【「竹鶴ピュアモルト生チョコレート」(株式会社シルスマリア)】


ドラマ『マッサン』主人公のモデル「竹鶴政孝」さんの志が宿るウイスキー「竹鶴ピュアモルト」が入った生チョコ。生チョコは、生チョコ発祥のお店として有名なシルスマリアのもの。
購入した方によると、本格的なチョコレートの味と竹鶴ピュアモルトが、芳醇な香りと共に口の中でとろけていく感じが何とも言えない幸せなのだとか。また箱を開けた時に、竹鶴の香りがふわっと広がるそう。甘党ウィスキー好きにはたまりません。

【山崎シェリーウッド(株式会社ロイズコンフェクト)】


こちらもファンの多い山崎のウィスキーは、北海道の有名スイーツショップ、ロイズとコラボ。シェリー樽で熟成された希少な山崎を使った季節数量限定の生チョコレート。ここで使われるウィスキーは、ロイズの為だけにモルトウィスキー同士を混ぜ合わせて作られ、甘い果実のような風味を感じられる味に仕上がっているそう。ミルクチョコレートとの相性も抜群で、期間限定ではなく常時置いて欲しいという声も多く寄せられる人気商品。

焼酎入りチョコ(九州焼酎菓蔵)】


お酒入りのチョコはウイスキーだけでない。“焼酎入り”もこれまた人気なのだ。九州が生んだ味わい深い個性豊かな焼酎をゼリーに仕立て、濃厚なチョコに閉じ込め、ココアパウダーに包んだという一品。気になる焼酎の銘柄は、焼酎好きには特に評判の伊佐美(芋)を始め、紅乙女(胡麻)・常蔵(麦)・武者返し(米)・れんと(黒糖)・あまおう(麦)。チョコレートのまろやかな甘さの中にキリッとした清冽な焼酎の香りが口に中に広がっっていく。嬉しいのは味の食べ比べが出来るところ。

また、九州生まれの厳選された5種類の焼酎をゼリーやガナッシュに閉じ込めさらにチョコレートでコーティングした焼酎入りプラリネショコラバージョンも見逃せない。

【日本酒生ちょこれーと(株式会社シルスマリア)】


北海道の厳寒の気候が生んだ辛口銘酒、『大吟醸 国士無双』とベルギー産のミルクチョコレートを使ったリッチな味わいの生チョコとの素敵なコラボレーション。天下に二つとない酒という名にふさわしい、香り高くキレのある味が特徴の『大吟醸 国士無双』を使っているだけに、生チョコのとろける甘さと辛口のキレが程よく相まって、さわやかな風味が魅力。日本酒とチョコレートという意外な組み合わせ、日本酒好きの方にはインパクトの強いプレゼントとしても喜んでもらえそう。

【シャンパントリュフ(トイスチャー)】


知る人ぞ知る、あの高級シャンパン、ドンペリニヨンで作ったシャンパンクリームをガナッシュとミルクチョコレートで包み、パウダーシュガーをかけた超高級チョコレート。スイスの老舗チョコレート店が誇るその味わいは抜群で、しかも、防腐剤等を使っていないというこだわりも。
ニューヨークマガジン主催のコンテストで、1,000種類以上のトリュフチョコレートを押しのけ第1位になっただけあって、日本ではなかなか入手出来ないのが悔しいところ。チョコ好き、シャンパン好きはもし見つけたら、迷わず手に入れた方がいいかも!?

お酒入りチョコといえば、父親がバレンタインデーでもらってきたウイスキーボンボンをそれと知らず口にし、チョコレートが割れた瞬間に「わ! 大人の味で苦手!」なんて思った記憶があるが、今や、生チョコレートがベースだったりと見た目も味も随分進化を遂げている。バレンタインに限らず、男女問わずお酒好きな相手なら喜んでもらえそうなお酒入りチョコは、これからも注目が集まりそう。
ただ、期間限定のタイプが多く売り切れている場合もあるのでご注意を。今回、ご紹介した商品以外にも様々なメーカーがお酒×チョコレートという素敵なマリアージュに挑戦しているので、気になる方はいろいろ調べてみると楽しいかも。
(ミカマイコ)