タクシー運転手との大喧嘩を振り返ったタランティーノ監督

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大ヒット映画『キル・ビル』シリーズや『ジャンゴ 繋がれざる者』でメガホンをとった映画監督クエンティン・タランティーノ(50)が、タクシー運転手と大喧嘩した武勇伝を語った。巨漢運転手相手にパンチを繰り出したという監督だったが、なんと相手は監督の乳首を狙ってきたというのだ。

このほど人気映画監督クエンティン・タランティーノが、米人気トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ(The Tonight Show with Jay Leno)』に出演、そこである晩タクシー運転手の暴言にキレ大喧嘩になったことを、以下のように振り返った。

「俺はね、タクシーの後部座席に座ってたんだ。運転手は大きな野郎だったぜ。マジでムカつく男だった。だから堪らず『道路脇に停車して俺をおろしてくれ』って言ってやったんだ。アイツは怒ってたぜ。」

しかし巨漢運転手に怯む監督ではない。運賃として4ドル50セントを請求された監督は5ドルを手渡したというが、おつりの50セントをやるのも悔しく「釣りを出せ」と言った。すると運転手の男が

「『いいだろう』って言いながら金を手渡し、こんな風に俺のデート相手に言いやがったんだ。『その女にこの金で新しい顔でも買ってやりな』って。」

これにキレた監督は運転手の顔面にパンチを浴びせたが、クラブ前で起きた出来事だったために店の用心棒に取り押さえられた。そして暴れることのできなくなった監督に、今度は運転手が反撃をしてきた。

「そいつときたら俺の乳首に噛みつこうとしたんだよ。歯を胸にガッと食いこませやがったんだ。」

その後、追い払われ喧嘩は終わったものの、「こんな男のせいで金を支払う羽目になったらイヤだ」と思った監督は、誰にも騒動については明かさなかったという。無事に騒動をすっぱ抜かれずに1年が経過したと監督は喜んだが、それを聞いたホストのジェイ・レノは客席に向かってこう絶叫している。

「実は運転手の方に来ていただいてます。どうぞ!」

これはレノのジョークであったが、監督はそれを聞き大爆笑し余裕を垣間見せた。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)