埼玉県新座市・元市議の立川明日香さん

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「美しすぎる市議」と呼ばれた埼玉県新座市・元市議の立川明日香さん(28)が6日、都内にて書籍「ノーモア 立川明日香」(三空出版)の発売記念イベントを行った。

立川さんは昨年、素人選挙運動ながら5位当選となり注目を集め、そのあと、同地での居住実態がなかったとして当選無効の決定を受け、一連の騒動を起こしていた。

今回発売された同書。当初は、彼女の自伝として企画が持ち上がり、生まれてから18年間、児童養護施設で育った生い立ちや、里親制度といった社会問題を綴る予定だった。が、しかし、昨年の騒動から路線変更。新たに、当選無効になった真実までまとめられ、ノンフィクション作家の小川善照氏が取材・執筆を行った。

本を出版した理由については「体験者としての話。児童養護施設で育った子供たちの問題を知ってほしかった」と語り、セミヌードに挑戦したグラビアには「世間の人に知ってもらうため、注目を集めたかった」と躊躇せずに答えた。

セミヌード撮影は3名の女性スタッフで行ったそうだ。だが、入稿直前「運動を支援していただいている方から反対が入って…」と掲載が見送りになる話し合いが行われたという。それでも「多数の人に知ってもらう手段として本に載せた」と葛藤した様子が明かされた。

立川さんは現在「無職です。アルバイトをたまにしている」と話し、今後については「政治家にならない。タレントになるつもりもない」と口にしていた。

■プロフィール
立川明日香(たちかわ あすか)
1985年東京都生まれ。生まれてから18年間、児童養護施設で育つ。2012年、埼玉県新座市議に立候補。素人選挙運動ながら、5位当選。「美人すぎる市議」として話題になる。

その後、10ヶ月間、市議会議員として活動するものの、居住実績がなかったとして当選無効の決定を受け、辞職。「里親に引き取られたかった」という思いから、里親制度・養子縁組制度の認知や普及のために活動中。