燃費が勝敗を分けたST-5クラスのヴィッツvsフィット。優勝はJ’sフィット【スーパー耐久2012】第2戦 ツインリンクもてぎ
念願の優勝を飾ったBRP☆HYPER ECU C72制動屋J’sフィット。
ツインリンクもてぎはホンダのお膝元。フィットも気合が違います。予選でポールポジションを獲得し、一気に先行逃げ切りと行きたいところですが・・・。
なんと予選終了時、チェッカーを受けた後にもう一周してしまい再度チェッカーを受けてしまうダブルチェッカーをしでかしてしまいました。せっかくトップタイムを獲ったのに、ペナルティでポジションを2つ落としてST-5クラス3番手グリッドからのスタートになってしまいます。
おかげで昨年の覇者、エンドレス アドバン トラスト ヴィッツは2戦連続ポールポジションをゲット。
レースはこの2台がピットのたびに順位が入れ替わるという、とんでもないデッドヒート。ピット回数も規定の2回以上は入らない作戦。気を抜けば刺されるという緊張感のある展開は、レース終盤まで続きます。
しかし、最後の最後でヴィッツがガス欠。残り20数分のところで給油のためにピットイン。ここでフィットが一気に引き離します。
市販車では燃費をうるさく言われるコンパクトカー同士の戦い。レースの勝敗も究極的には燃費に左右されてしまったようです。
それにしてもデッドヒートの極限でのエコドライブって、どんなテクニックなのでしょう。
(北森涼介)