ゴールデンウィークが始まり、クルマで行楽地や帰省に向かう方も多いと思いますが、ドライバーの皆さんは後部座席のシートベルト着用を同乗者に着用を促していますか?


後席のシートベルト着用は既に義務化されており、未装着は道路交通法違反となります。


もとより同乗者の命を守るだけでなく、後席の同乗者がシートベルトを未装着で衝突した場合、乗員そのものがドライバーなど前席に乗る乗員にも致命的な衝撃を加える事になります。


筆者の場合2人家族で後部座席に人を乗せる事はあまりありませんが、乗って頂く場合は着用を促すようにしています。


ここでシートベルトの装着方法のおさらい。
■シートはリクライニングせず深く腰掛ける。
■体は正面を向き正しい姿勢を取る。
■3点式シートベルトの場合肩ベルトは首にかからぬようにする。(前席には上下調整式のシートベルトアンカーが装備されているクルマが多いので、体格に合わせて調整しましょう。)
■肩ベルトはたるまないようにしましょう。
■ベルトがねじれないように、装着しましょう。
■腰ベルトは骨盤を巻くようにしっかり締めましょう。


さて、ドライバーの方はシートベルトの着用は当たり前のように行っていますが、後席シートベルトはまだまだ着用率も低く、装着方法も良くわからない方が多いのも現状ではないでしょうか?


筆者のレガシィの場合、後部座席は全席3点式シートベルトですが、後中央席のベルトの装着方法を知らない方が多いようです。



まずは、右側後席の後ろ側の天井に、中央席用のベルトが格納されています。



取り出すと、大小2つのタングプレートがついたベルトがあるので、引き出します。



小さい方のタングプレートを向かって左側のバックルに差し込みます。
▲のマークがタングプレートとバックルの両方に付いているので面を合わせて差し込みます。



また、この小さい方のバックルを挿し忘れるとシートベルトとして機能しないので、必ず確実に差し込んでください。



最後に小さいバックルの逆サイドにある、CENTERと書かれたバックルに大きい方のタングプレートを差し込めば完了です。



ちなみに、後席に乗員がいない場合、後方視界確保の為にベルトを格納したい場合、小さいバックルにはリリースボタンが無いので、キー等で、解除ボタンを押して分離します。


最後に上下調整式のヘッドレストを眼と耳の延長線上にヘッドレストの中心が来るように調整して完了です。


後部座席のシートベルトのバックルが埋まっている場合もありますので、お出かけ前にシートベルトのセッティング方法と合わせて再確認してください。


乗員全員が正しくシートベルトをして、悲惨な事故から大切な命を守りましょう。


※シートベルトのセッティング方法は車両により異なります。ドライバーの皆さんは取扱説明書等で、装着方法をマスターしましょう。


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■命を守るシートベルト〜全ての座席で着用しましょう〜(警察庁)
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/seatbelt/index.htm


(井元 貴幸)