ベースになるのは代表チーム。GK川島、DF長友、内田、今野、吉田 MF遠藤、香川、長谷部、藤本、岡崎 FWハーフナ―。これは予選の最終戦(ウズベキスタン戦)のメンバーだが、叩き台になるのはこのメンバーだ。海外組が多すぎて、現実的ではないというのなら、その前のアイスランド戦のメンバー(西川、駒野、今野、栗原、槙野、遠藤、益田、柏木、前田、大久保、藤本)を叩き台にすればいい。この顔ぶれから8人を控えに回し、23歳以下の選手を8人加える。

こうすると、見えてくる世界は変わってくる。議論の焦点は、オーバーエイジ枠3人に誰を加えるかではなく、23歳以上の中から誰を8人外すかになる。

U―23ベースなら、遠藤や今野は真っ先に入れたくなるが、A代表ベースなら、必ずしもそうはならない。逆に、彼らのバックアップを探したくなる。

U―23にオーバーエイジを3人加えるのではなく、A代表に「アンダーエイジ」の選手を8人加える。2014年6月からフィードバックするように物事を考えた方が、よっぽど効率的。

その上、ザッケローニの監督力をチェックすることもできる。彼に「本番」を任せられるかどうか、よいテストの機会になる。五輪という、いい加減なレギュレーションで行われる大会との賢い付き合い方だと思う。

最後にトークイベント開催のお知らせをさせてください。

5月24日 恵比寿LIQUID ROOM Time Out Cafe & Dinerにて、杉山茂樹の「週プレ大学講座」ザックJAPANと3−4−3と題するトークイベントを行います。ご都合よろしければ是非。ご来場お待ちしております。詳細はこちらまで。

http://flagshop.jp/fs/shop/pages/fscts053.aspx