25日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では、同局・宇賀なつみアナウンサーが、シアトル・マリナーズに入団が決まった岩隈久志にインタビューをした模様を放送した。

2010年にはポスティング制度を利用するも、交渉が決裂しメジャー移籍が持ち越しとなっていた岩隈。今回、マリナーズに決めた経緯を振り返ると、「“一番に必要としてくれた”というのを感じれたといいますか。12月にシアトルの方にいって、GMと会って話して“どういうピッチングしたい?”と訊かれたりもしたので、そういう中で“ローテーションの一角としてやってもらいたい”っていう言葉を頂いた」と話すと、「前回のアスレチックスとの交渉は、GMとは会わなかった。そういうのを考えた時に顔を見て話し合えたことで、やりたいなっていう思いにはなった」と続けた。

また、セーフコ・フィールドを視察した感想を述べた岩隈は「ファンが球場の中まで入らせて貰ったような気持ちになった。マウンド上がる前に、僕スコアボードを見るんですね。スコアボード見て、自分の気持ちを確かめたり、ゲームの状況とかを確認しながら野手を見るんですけど、“ライトにイチローさんがいる”とか、そういうことを考えながらマウンドに上がらせて貰った」という。

さらに、メジャーに興味を持ったきっかけについては、「2004年の日米野球」とした岩隈。「僕のピッチングとして空振りを沢山とってというピッチャーじゃないので、コントロールとキレでゴロを打たせてリズムを作ってって。そういう感じのピッチングをしたら抑えるんじゃないかな」という手応えを持ったと明かし、WBCでその想いが更に強くなったと話すと「実際にメジャーで戦うとどうなのかなっていうのは考えました。ワクワクする気持ちでいます。まだ、ユニフォームに袖を通していないので、早くユニフォーム着たい」と笑顔を見せた。