円高でお求め安くなった幽霊探知アプリ「ゴーストレーダー」。その実力を探るべく、都内の心霊スポットで実験。芝公園で早くもレーダーが反応

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 7月14日、円高によるレート見直しで、AppStoreがアプリの価格を一斉に値下げ。今まで115円だったものが85円になるなど、おおむね3割ほど安くなっている。

 こうしてよりいっそう手に入れやすくなったアプリの中で、この季節にオススメしたいのがiPhone専用アプリの「ゴーストレーダー」だ。このレーダーは、霊が半径10mにいると反応し、低級で無害な霊なら青い点、やや危険な霊なら黄色、邪悪な霊なら赤い点として表示されるというもの。それが今、たったの85円。これさえあれば、いつでもどこでも霊を探知できるという便利アプリだ。

 だが、心配はその精度。はたして本当にレーダーは反応するのか? そこで取材班は、都内の有名な心霊スポットで検証。もちろん本当に霊がいるのかの判断は素人では難しいため、漫画家のつのだじろう氏も絶大な信頼を寄せる霊能者・西塔恵(さいとう・けい)先生に同行していただいた。

 まずは「芝公園」。東京タワーに隣接するこの公園は、記念写真におかしなものが写り込んだり、深夜にラップ音が聞こえるなどと噂される、隠れた心霊スポットだ。そこで「ゴーストレーダー」を起動させると、いきなり青い点がいくつも表示された!

「あ、あの木ね。若い男の人がいる。近づくと隠れるの。ここで私たちが写真を撮っていたから、見物にきたんでしょう」(西塔先生)

 もちろん、その“若い男”の姿を取材班が見ることができなかったのは言うまでもない。そして有名スポット「青山霊園」では、入園したとたんに青い点が点灯。取材班が辺りを見回すと、木立の影で微妙に揺れる白い光が?

「おじいさんが突き当たりのところでうずくまっている」(西塔先生)

 もちろん、取材班はおじいさんの姿を確認できず。このほか、幽霊の目撃談多数「麻布幽霊坂」と、20年前に謎の白骨が100体以上も出てきた「戸山公園」でも実験。ここではレーダーは反応しなかったが、西塔先生の目には当たり前のように霊の姿が見えていたようだ。どうやら、青い点が反応しないほどパワーの弱い霊だったらしい。

 というわけで、思ったよりも高性能な「ゴーストレーダー」だが、遊び半分で試すのは不謹慎。実験する際は、くれぐれも供養の心で接しよう。

(撮影/山形健司)


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