NHK教育テレビの高校講座、とうとう「小学生レベルからの復習」を番組内に取り入れることになりました。
それくらい、教科能力が身についていない人が社会に溢れている…というNHKからのメッセージでもあり、僕自身も肌で感じています。

学力低下に歯止めがかからない、その根本にあることの1つとして「バカにするな!」という言葉のぶつける先を間違っていることがあるような気がしています。


本投稿記事は、毎日更新中のZ会ブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。


NHK教育テレビに「高校講座」という番組がありますね。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/
その番組でこの4月、初めて義務教育の学習内容が放送されるそうです。

NHK高校講座、小学レベルから 学び直し、集中放送へ
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY200903190188.html

『分数ができない大学生』が発刊された頃から、センセーショナルに語られてきた、高校生や大学生の、とくに「数学」を中心にした教科能力の低下を、NHKという「公」の機関が意識し、認め、プログラムを作り、最後の

「行動に移した」

というところで、社会全体はさらに、「学力」が身についていないことへの危機意識を持つべきではないか、と思います。


このテの試みが実施され、本当に小学レベルの算数が出来ていない高校生に対し、「このプログラムからやってみたほうがいいですよ」というアドバイスをするとき、高校生本人、あるいは、保護者の方から

「バカにするな!」

的な反応が返ってくることがあります。

そんな反応が返ってこなくても、心の中でそう思う方も少なくないでしょう。


だから、アドバイスするほうも、なかなかハッキリとは伝えられない…というジレンマがあり、

・実際に小学生レベルの算数ができていない人が
・実際に小学生レベルからやり直す

という「行動に移す」のはなかなか大変です。

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