キャリアや資格の相場観/増沢 隆太
「価値」には相場があります。ある時はチヤホヤされていた政治家や有名人が、いったん坂を転げ落ちたら、「水に落ちた犬は叩け」と言わんばかりのバッシング。逆にそういった逆境からさらに這い上がった人もいます。
つまり「価値」の時価相場は変わるのです。転職において、キャリアにおいても同じことが言えるでしょう。
華々しい学歴や職歴、難関資格等がなければ転職ができない、訳ではありませんが、少しでも転職を有利に導くため、それらの有効性は間違いありません。
ヘッドハント以外で、つまり「自ら転職希望」をされる方と面談していると、ご自分を売り込む際にいろいろな「強み」のアピールをされる方がおります。たいへん重要なアクションであり、「私なんてとてもとても・・」という謙遜は、転職には全く逆効果になります。
またこれだけ景気が悪化しますと、優良案件は争奪戦になるのですから「私なんかはとてもとても・・・」は他のライバルに全部譲ってしまうのと同じことになります。
ただ一方で、「一方的なアピール」というのも比較的よく見かけるものです。
「一方的アピール」とは、ナントカいう資格を取った。これはとてもニーズが高い資格で、難関でもある。これからますますビジネストレンドで注目されるものだ・・・という類の、「無名資格」に代表されるものです。
うーん、ビジネスにおいて大切なことは「相場観」だと思います。「私が決める」のではなく、「(ビジネスの)相手が決める」のではないでしょうか。つまりその資格や経験というアピールの価値を決めるのはご自身ではなく、相手です。
社会的な知名度だけがそういった価値を決める訳ではありません。しかしだからと言って、相手がその価値を理解できていないところに、どれほどアピールしてもムダなのです。
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つまり「価値」の時価相場は変わるのです。転職において、キャリアにおいても同じことが言えるでしょう。
華々しい学歴や職歴、難関資格等がなければ転職ができない、訳ではありませんが、少しでも転職を有利に導くため、それらの有効性は間違いありません。
ヘッドハント以外で、つまり「自ら転職希望」をされる方と面談していると、ご自分を売り込む際にいろいろな「強み」のアピールをされる方がおります。たいへん重要なアクションであり、「私なんてとてもとても・・」という謙遜は、転職には全く逆効果になります。
ただ一方で、「一方的なアピール」というのも比較的よく見かけるものです。
「一方的アピール」とは、ナントカいう資格を取った。これはとてもニーズが高い資格で、難関でもある。これからますますビジネストレンドで注目されるものだ・・・という類の、「無名資格」に代表されるものです。
うーん、ビジネスにおいて大切なことは「相場観」だと思います。「私が決める」のではなく、「(ビジネスの)相手が決める」のではないでしょうか。つまりその資格や経験というアピールの価値を決めるのはご自身ではなく、相手です。
社会的な知名度だけがそういった価値を決める訳ではありません。しかしだからと言って、相手がその価値を理解できていないところに、どれほどアピールしてもムダなのです。
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