■5月9日、京都に行く

大阪から京都に場所を移動しながら、それぞれの端末で実際に計った通信速度を見ていただこう。


●阪急梅田駅 AM10:30計測
阪急梅田駅構内にて


機種名1回目2回目3回目4回目5回目
D01NX671.685620.463588.283649.623611.899
AX530IN127.501118.486122.348106.723120.008
AX520N156.554135.78460.517155.174126.766



●阪急西院駅 AM11:30
阪急西院駅構内にて


機種名1回目2回目3回目4回目5回目
D01NX642.785619.216544.871632.601580.06
AX530IN68.64489.34161.81627.95353.439
AX520N78.25493.14390.947110.94551.621



●阪急河原町駅 地下 PM0:30
阪急河原町駅地下切符販売機横にて


機種名1回目2回目3回目4回目5回目
D01NX圏外圏外圏外圏外圏外
AX530IN134.212111.251105.124119.448120.008
AX520N104.384101.284114.824101.52278.154



●阪急河原町駅 地上 PM0:40
阪急河原町駅地上にて


機種名1回目2回目3回目4回目5回目
D01NX679.505602.08602.089621.364657.532
AX530IN177.923184.1179.531159.068130.48
AX520N129.547127.152131.889126.59288.102



●先斗町 PM1:00
先斗町にて


機種名1回目2回目3回目4回目5回目
D01NX586.514576.569565.303570.691514.764
AX530IN209.645224.202228.212179.561170.101
AX520N126.042118.771137.756133.855103.327



●八坂神社 PM2:00
八坂神社内にて


機種名1回目2回目3回目4回目5回目
D01NX623.054617.977601.901611.235622.988
AX530IN38.28851.20559.83152.22141.564
AX520N58.21351.80150.23568.45539.822



●清水寺 PM3:00
清水の舞台にて


機種名1回目2回目3回目4回目5回目
D01NX圏外圏外圏外圏外圏外
AX530IN圏外圏外圏外圏外圏外
AX520N圏外圏外圏外圏外圏外



■Kijimoto's EYE:エリアの広いウィルコム、高速接続のイーモバイル


実際に使ってみてわかったのは、つながれば「D01NX」は安定して高速接続ができるっていうことだ。現在は、ユーザー数が少ないから安定した高速接続が可能なのだろう。ただし、何度も書くがつながらないところがかなり多い。有名地下街ならつながるが、地下街と地下街をつなぐ通路などはムリなことが多い感じだ。

また地下街は大丈夫でも、そこからちょっと下りる地下鉄の駅はほとんどがムリ。あと、ビルの中もけっこう弱い感じだ。となると出張などでホテルに泊まった場合、ロビーは大丈夫でも部屋はアウトっていう状況も少なくないだろう。

ウィルコムに関しては、さすがにエリアが広いだけあって、圏外になるケースはかなり少ないみたいだ。ただし、W-OAMの対応エリアが分からなさすぎる。あと、ユーザーが多いせいか、時間帯などに応じて接続スピードがかなり違うのも見受けられた。これはしかたがないことだろう。

結論としてはいつでもどこでも接続したいというユーザーは、料金がちょっと高めなのが気になるところだが、まだまだウィルコムを選択すべきであろう。いつもサービスエリアのど真ん中にいて、さらには地上にいることが多いというユーザーは、イーモバイルでもいけそうだ。両方持っておくっていうのがベストなのだが、使わなくてもふたつ合わせた基本料が1万円を超えてしまうのはちょっと厳しいというところだろう。


■これもオススメ!モバイル最新ニュース
ついに夢の2Mbps超え!高速通信カード"FOMA M2501 HIGH-SPEED"を徹底チェック
高速・低コスト!ブロードバンド端末 "EM・ONE"は、本当に高速か?
国境を越えはじめた通信サービス!日本以外の世界が繋がる「国際ローミング」の新しい潮流
モバイル天国のスタート!ブロードバンドが持ち歩ける「EM・ONE」レポート
モバイルブロードバンドで"モバイル天国"はやってくるのか?


D01NX
AX520N
AX530IN
イーモバイル
ウィルコム


編集部:木地本 昌弥
「パソコンですぐできる写真俳句」(毎日新聞社) 「その場で解決!ファイル操作とデータ管理」(技術評論社)など50冊以上の書籍を執筆。携帯電話やパソコン、IT関連から取扱説明書まで執筆ジャンルは幅広く、ITジャーナリスト・携帯電話評論家としてテレビやラジオ、講演もこなす。詳細は、著者のホームページ「我流珍述」プロフィールページまで。

Copyright 2007 livedoor. All rights reserved.