広島テレビ放送

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■広島市の担当局長
「用途廃止では基町団地など12団地の計600戸の減」

 広島市中心部に立つ市営住宅「基町アパート」の中層住宅16棟が、廃止される方針であることが明らかになりました。これは、10日開かれた広島市議会の建設委員会で市が示したものです。

 廃止されるのは、エディオンピースウィング広島の北側に位置する16棟・438戸です。いずれも4階建てで、建設から70年近くが過ぎ、老朽化が問題となっていました。

 この地区はかつて「原爆スラム」と呼ばれ、原爆で家を失った市民のために提供された公営の応急住宅や不法住宅が密集していました。広島の復興のシンボルの一つとして市民生活を支えてきた基町アパート。市は耐震不足や耐用年数に限りがあるとして西区高須や南区黄金山町など、他の市営住宅162戸も廃止する方針を示し、2035年度までに取り組む計画に盛り込みました。基町アパートについて市は、今後10年以内に入居者を近隣の市営住宅に転居させ、対象の16棟を取り壊す予定です。

(2025年12月10日放送)