今週のテーマは「アプリで出会い、わずか1ヶ月でプロポーズまで至った理由は?」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:アプリで出会って、わずか1ヶ月でプロポーズされた34歳女。婚活地獄から抜け出せた秘密とは




僕自身も、正直驚いている。

35歳の僕は、結婚願望はあったものの、ここまで早く結婚が決まるとは思ってもいなかった。

でも、出会うときには出会えるし、結婚を決める時には決められるらしい。

愛とはマッチングアプリで出会い、すぐに結婚を意識した結果1ヶ月でプロポーズ…と、すべてがスムーズだった。

34歳の愛は、僕から見て美人で性格も良く自立もしている。

でも条件や外見だけでいうと、愛よりいい人はたくさんいる。でもどうして彼女だったのか?そしてなぜこんなにも早く結婚を決めたのか?

それは出会った時から、色々なことがパズルのようにハマったからのかもしれない…。


A1:共通点が多かった。


愛とは、マッチングアプリで出会った。

食事会や知人の紹介なども嫌になるほど経験してきたけれど、周囲が結婚をし始めた途端に呼ばれる回数が激減し、出会いがすっかり減ってしまった。

そこで頼ったのが、アプリだった。

アプリを始めて驚いたのが、とにかく可愛い子が多いことだ。「今までどこに隠れていた?」と問いたいくらい、レベルが高い。

その中でも、愛のプロフィールで手が止まった。

― 都内の金融系で働いています。ゴルフと旅行が好きで、優しい人が好きです。

そんなプロフィールと共に、可愛い笑顔の写真に思わず目を細める。「いいね」を押すと、数日経ってからメッセージが来て、2、3回のやり取りを経て会うことになった。

会う場所は洗練されていて格式の高い、ウェスティンホテル東京の『ザ・ラウンジ』にした。




待っていると、向こうから綺麗な女性が笑顔で近づいてきた。

「初めまして、亮太です」
「初めまして、愛です」
「…なんか、照れますよね」

写真とイメージもさほど変わらず、ふわっとしていて優しそうな雰囲気を醸し出している愛。しかも話してみると空気感が合い、初対面のはずなのに、なぜか初対面の気がしない。

「じゃあ愛さんは、金融系なんですね」
「亮太さんは?」
「僕はコンサル会社で働いています」

そんな、お互いの職業など簡単なプロフィールを言い合っている時だった。愛が少しワクワクした様子で、僕に質問を投げかけてきた。

「ちなみに…亮太さんって、どちら出身ですか?」
「僕は神戸です。愛さんは?」
「どこですか?私、夙川(しゅくがわ)です」
「本当に??僕は御影です」
「うっそ!めちゃくちゃ近くじゃないですか」

愛のイントネーションからして近いかな?と思っていたが、まさかの3駅違いときた。

関西の中でも特に近いエリアだったので、相手の家柄や育ちに対する安心感を抱くと同時に、もはや一体感すら生まれてきた。




「ちなみに…中高はどちらですか?」
「僕は甲陽です。大学は東京に出てきちゃいましたが」
「めちゃくちゃ頭いいですね!」
「そんなことないですよ〜。愛さんは?」
「私は…」

ここから地元トークでかなり盛り上がり、気がついた時には二人で話し続けていた。

共通項が多いことは、とても大事だと思う。特にアプリで出会った人だと、共通点が多ければ多いほど一気に距離が近くなるし、信頼感も増す。

お茶だけの約束だったのが悔やまれるほど盛り上がり、すぐに時間が過ぎてしまった。

もちろんまた会いたかったので、解散後、すぐに二度目のデートに誘うことにした。


A2:意外に家庭的というギャップで、結婚を意識できた。


次に会う予定もすんなり決まり、二度目のデートは2週間後の週末になった。

勝負デートだったので店選びは色々と悩んだけれど、本気度が伝わる、格式の高い『赤坂おぎ乃』にした。




「素敵なお店ですね。来てみたかったんです」
「良かったです。素敵な女性とのデートに、素敵なお店は必須ですから(笑)」
「素敵って…」

そんな話をしながら、僕は思わず愛の服装をチェックしてしまった。しかしこれもまた、好感が持てた。

派手さはないけれど、上質さが伝わってくるニット。アクセサリー類も華美ではなく、バッグなども、一見どこのブランドなのかわからないもの。

― センスがいいな。

そう思った。下品ではないし、お金がかかりそうな感じもしない。

ここで「この子、お金がかかりそうだな…」と男に悟られたら、終わりだと思う。しかし愛からはそういったマイナス要素を何も感じなかった。

そしてお互いに敬語をやめたタイミングで、もっと踏み込んだ質問をしてみることにした。

「愛さんは、どういう男性がいいとかあるの?」
「私は、優しくて一緒にいて楽しい人かな。亮太さんは?」

別に、タイプに完璧にマッチしなくても良い。けれども、ある程度自分のタイプかどうか…というのは大事だと思う。

その点、マッチングアプリはそもそもの基準をクリアしているので安心できる。

「僕も同じ。一緒にいて楽しくて、あとは趣味が似ている人がいいかな」
「それは大事!」
「愛さん、ゴルフもするんだっけ?」
「うん。旅行の楽しみの一つにゴルフも入ってるよ」
「え!まったく一緒なんだけど」

しかも趣味まで何かしらかぶっていると、今後交際して一緒に過ごす時間を想像しやすくなる。

何よりも決め手となったのが、愛が意外にも真面目なことだった。




「え〜じゃあ愛さんって、意外に料理とかするの?」
「見た目が派手だからか、意外だねってよく言われるけど、実は家にいるのが好きで。飲み会とか疲れるし…。元々私の母が料理上手だったから、私も料理は好きなんだよね」

― 遊んでいそうなのに、遊んでいない。

こんなにも最高なギャップはないだろう。

遊んでいなさそうで、遊んでいるのは完全にアウトだけれど、その逆は嬉しいボーナスポイントでしかない。

「亮太さんは?料理とかする?」
「僕はもっぱら外食か、デリバリーに頼りっぱなし…」
「男性のひとり暮らしなら、そうなっちゃうよね」

― 安心できるし、一緒にいて楽しいし…。この子、いいな。

そう思うと同時に、何かが“すとん”と自分の中で落ちた気がする。

さらに愛が良かったのは、彼女のほうから積極的に誘ってくれたことだった。30歳を過ぎると経験値が増え、女性だけではなく、男も傷つきたくなくなってくる。

だからこそ、多少“分かりやすい”くらいがいい。

「亮太さん、この後もう1軒行かない?」
「もちろん!行こうよ」

愛が誘ってくれたので、もう1軒行くことになった僕たち。もちろん楽しく、僕はどんどん彼女に惹かれていった。



色んな人に逢っても、永遠にしっくりこないこともある。でも意外に、運命の人に出会うと「この人だ」と思える瞬間が訪れる。

育った環境が似ていて、共通項が多いので“家族”となった時の安心感があること。将来が明るくて、幸せなことがちゃんと想像できること。そもそも根本的に、一緒にいて「楽しい」と思えるなど…。

愛とは初対面の時から、マッチする点が多くて、特別感があった。

― こんなにも合う子、他にはいないかも。

そう悟ったら、もう話は早い。

ピッタリとハマる人ができたとき。男は、意外に迷いはない。逆にダラダラと長く続けるよりも、早く決断したくなる。

(むしろ決断できない時点で、男性は「何か違うかも」とか「もっといい人がいるかも」など、心の中で何かしらの迷いがある証拠だ)

結局僕は次のデートで告白することを決め、もう1ヶ月後にはプロポーズをしていた。

婚活において、相手に「この人しかいない、特別な存在だ」と思わせられたら、女性は勝ちなのかもしれない。

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