11月18日、静岡県掛川市の民家で侵入してきた男が、この家に住む高齢夫婦を切りつける傷害事件がありました。容疑者は現在も逃走中です。【現場写真】

【写真】男が押し入り高齢夫婦が切りつけられた現場

消防などによりますと、18日午後5時過ぎ、掛川市国安の民家で「知らない人が刃物で切りつけた」と、敷地内の離れに住む娘から119番通報がありました。

切り付けられたのは、この家に住む夫(81)と妻(78)で、夫は右手や額に切り傷を負い、左目の周りにもけが、妻は右腕などに切り傷、顔には打撲の跡があり、ともに掛川市内の病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。

夫婦に切りつけたあと、男は北の方向へ走って逃走。刃物を持ったまま逃げている可能性もあり、警察が行方を追っています。男は20～30歳ぐらい、身長175センチ～180センチぐらい、黒っぽい上着とズボンをはいていたということです。

現場はJR掛川駅から13キロほど離れた場所にある民家で、警察は明らかに盗まれたものや物色した痕跡がないことから、傷害事件として捜査しています。