「公立病院として公平公正な再検証を」入院中に死亡した男子中学生の遺族側弁護士が会見 『島田市立総合医療センター』看護師らを刑事告訴する方針示す
2024年3月、静岡県の島田市立総合医療センターで男子中学生が死亡したのは業務上過失致死にあたるとして、遺族らの弁護士が会見を開きました。遺族側は病院の看護師ら5人を刑事告訴するとしています。
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11月18日に会見を開いたのは、島田市立総合医療センターで2024年3月に入院中に死亡した男子中学生の遺族の弁護士です。弁護士によりますと、島田市在住の男子中学生は2022年、島田市立総合医療センターで脳に膿が溜まる「脳膿瘍」と診断され、病院の判断で、翌日に手術を行うことになりました。
しかし、診断を受けた日に容体が急変して入院することになりました。2024年3月、入院中に呼吸器が外れてアラームが鳴ったものの、看護師らが気づかず放置し、男子中学生はその日のうちに死亡しました。(死亡時 15歳)
病院側から遺族に謝罪があったものの、遺族らの弁護士はこの医療事故は業務上過失致死にあたるとして、アラームを放置した看護師ら5人を刑事告訴すると述べました。
<遺族のコメント読み上げる弁護士>
「病院側は身内をかばうのではなく、市民のための公立病院として公平公正な再検証をされて、その責任をわきまえた誠意ある対応をしていただきたいと思います」また、脳膿瘍の手術についても診断を受けた日に行うべきだったとして、島田市を相手取り提訴する方針です
島田市立総合医療センターは「特定の患者様に関することであり、プライバシーの問題もあるため、現時点でのコメントは差し控えさせていただきます」とコメントしています。