台湾に3-1で勝利した侍ジャパン【写真:小林靖】

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客席の日本ファンの様子とは

 野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は16日、台北ドームで日本代表「侍ジャパン」が地元の台湾代表に3-1で勝利し、開幕3連勝を飾った。球場には台湾ファンが大挙。わずかな日本ファンは一角に集まって声援を送った。その様子を台湾メディアが「日本チームのファンもとっても温かく、熱い」と伝えている。

 小さな区画で友好的なメッセージが掲げられていた。

 熱狂的な台湾ファンが地鳴りのような声援を送る中、右翼2階席の一角に奮闘する人々が集まっていた。日の丸、横断幕を広げた日本の応援団だ。トランペットなども使って負けじと応援。この区画で掲出されていたのが「日台友好」の文字だった。

 相手国への敬意を示したもの。さらに「能登半島地震支援 感謝」の文字も。台湾からの支援を感謝するものだった。

 台湾のスポーツメディア「TSNA」は「プレミア12 甲子園よりもにぎやか!」の見出しで記事を掲載。客席にいた日本人に取材した様子を伝えた。「多くのファンは外野で日本チームの応援歌で声援を送っていたが、普段は日本のプロ野球のファンもそこにはたくさんいた」と紹介している。

 さらに「日台友好」のボードを持った日本人の虎党を見つけた様子。記事では「今日の台湾と日本の試合では3万3000人を超えるファンが球場にかけつけた。台北ドームは最大で4万人ほどが入れるが、その数も日本のファンを驚かせていた」と報道。「日本チームのファンもとっても温かく、熱い」と敵地で負けじと応援した姿を称賛している。

 3勝無敗の日本は17日に1勝2敗のキューバと、2勝1敗となった台湾は同日に1勝2敗のオーストラリアと対戦する。

(THE ANSWER編集部)