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 タレントの上沼恵美子(69)が17日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」(日曜前11・40)に出演。8日に文芸春秋らを相手取った名誉毀損(きそん)の民事訴訟を取り下げたお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)について言及した。

 かねてから「本当に松本さんのこと大好きなんですよ。『ダウンタウン』の大ファン」と公言する上沼は「仕事休んだ時も“記者会見やったら?”なんて偉そうなこと言わせいただいたんだけどね」と今回も復帰にあたって松本に記者会見を開くこと勧めた。

 背景には数年前に番組で交わした“約束”があるという。2019年にカンテレ「快傑えみちゃんねる」内で松本と特別対談した時を回想。そこで「“上沼さん、僕ねスキャンダラスなこと、世間を騒がすようなことがあったら、その時、上沼さん、テレビでボロクソ言ってくださいね”っておっしゃったんですよ」と松本との“約束”を明かした。ちゅうちょする上沼に「絶対言ってくださいよ!」と念押しも。

 「その時に私は、漫才も好きやけど、人間として堂々とした前向きな方やなと思ったの」と当時を振り返った上沼。「今まさに松本さんってここやと思うの」。

 自身が記者会見を開くべきと言い続ける理由について「あなたの大ファンの方がね、あなたを信じて、あなたのお笑いを待ってるわけです。その人たちをポーンっとほっといて休んだじゃないですか?」とした上で「今回“地上波に戻ります”っていうのは生の、弁護士さんじゃなくて書面じゃなくて、あなたのおしゃべりで今回のあらましをしゃべっていただきたいなって思ったのよ」と説明。

 続けて「それは針のむしろですよ。記者会見なんてやりたくないよ」としつつも「でもそれは使命やと思うねんな、松本人志の。宿命というか」と語った。「これだけの大変なファンを持った、そういう使命というか。これは果たさないといけないような気が私はしたの。でもそれもかなわないようであれば仕方がないと思いますけどね」と告白。

 「辞めたらええねん!とかネットで言われてるけど、もったいない。これは本当にもったいない。まだまだお若いし、やりたいこともいっぱいあるでしょうし。そのためには手順を踏んでからの復帰やっていうようなものがある気がする」と松本の稀有な才能を改めて認めた。

 「一番はファンよ!ファンをほったらかしにした。まだみんな応援してんねん」とした上で「それに対するコメントというのはお願いしたいのよね。生の声で」とした。

 そして「もう1回ご一緒したいですよね、テレビの番組で」と共演を心待ち。「しっかり信念持ってる方」とした上で「またテレビに戻られるのであれば手順を踏もう。私は思うんです」と力を込めた。