「フルハウス」出演俳優 ステージ3がん公表 レアな症例も「この病気に真正面から立ち向かう」
米人気コメディードラマ「フルハウス」シリーズのジョーイ役で知られる米俳優デーブ・クーリエ(65)が13日、ステージ3のがんを患っていることを米週刊誌ピープル(電子版)で公表した。
発熱し、リンパ節がゴルフボールほどの大きさまで腫れたことで診察を受けたところ、10月にステージ3の非ホジキンリンパ腫と診断された。「ちょっとした風邪からがんに変わり、とても絶望した」と打ち明けた。
非ホジキンリンパ腫は、白血球が異常増殖し、腫瘍が体内で増殖する病気。医療機関によると、クーリエが患ったがんは皮膚を攻撃する、まれな細胞だという。診断から2週間後に化学療法をスタート。6回の治療のうち最初の治療を終えたという。
クーリエは「体調のいい時も、具合が悪い日もある。吐き気、めまいがする日もあれば、ステロイドのおかげで計り知れないエネルギーを感じる時もある」と、日によって体調にムラがあることを明かした。
「私はこの病気に真正面から立ち向かう」とクーリエ。息子夫妻に来年3月に子供が生まれる予定だという。アイスホッケー好きのクーリエは「彼にホッケーのやり方を教えなければならない。楽しみにしていることはたくさんある」と、病に立ち向かう決意を語った。
クーリエは1987年から放送を開始し、9年にわたり放送された「フルハウス」に出演。親友ジェシーの家に居候し、ミシェルら3人の娘の子育てを手伝うコメディアンのジョーイを演じて人気に。同作は日本でもNHK・Eテレなどで放送された。