首都高八重洲線「10年間通行止め」にネット上で阿鼻叫喚!?「江戸橋JCTの渋滞やばい」「抜け道無くなるのつらい」実際どうすればいいの!? 首都高の答えは

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八重洲線が無くなったらどうなる!?

 首都高は2024年11月12日、神田南JCTと西銀座JCTをむすぶ「首都高八重洲線」を約10年間の通行止めにすると発表。ネット上では「渋滞どうなる」などの声が集まっています。交通状況は一体どうなるのでしょうか。

KK線と八重洲線が接続する西銀座JCT(画像:Google Earth)。

 首都高八重洲線は1973年に開通。7年前に完成していた東京高速道路(KK線)に直通し、汐留までつながりました。

【画像】えっ…!? これが首都高の「大改造プロジェクト」の全貌です(30枚以上)

 八重洲線の誕生により、KK線経由で神田から汐留まで抜けられるようになりました。

 江戸橋JCT付近は都市環状線とは言いながら、常磐道や東北道、京葉道路へ向かう交通が一極集中し、今も大混雑が目立ちます。それを丸ごとスルーできる貴重なルートとなっています。

 そんな八重洲線が11月12日、「約10年間の通行止め」となることが首都高から発表されました。

 都心環状線の「日本橋川区間」を地下化して江戸橋JCTから切り離すプロジェクトが進んでいますが、代替ルートとして「新京橋連結路(八重洲〜京橋)」を整備することとなったのです。

 八重洲線は都心環状線の新ルートの一部として生まれ変わることとなり、工事のため異例の長期通行止めとなるのです。

 とはいえ、先述のとおり、八重洲線は江戸橋JCT付近の大渋滞から逃げるための貴重なバイパスルート。それが10年間の通行止めになったら、どうすればいいのでしょうか。

 ネット上でも「八重洲線が使えなくなるのは不便だな。渋滞ショートカットができなくなる」「八重洲線使えなくなるのだいぶダルいな。毎回江戸橋JCTのクソ渋滞に捕まる事になるやん」「抜け道が封じられたのは時間決まってるドライバーにはキツいですね」と、悪名高い江戸橋JCT渋滞を憂慮する声が見られます。

 ところで、実際どうすればいいのでしょうか。江戸橋JCTの渋滞を辛抱するしかないのでしょうか。

 首都高は、八重洲線の通行止め発表にともない、「高速八重洲線長期通行止め後の都心環状線のご利用について(お願い)」という案内を出しています。

 それによると、「最新の交通情報等を活用し、交通状況に応じた経路選択及びピークを避けたご利用の検討をお願い致します」としています。

 その経路の選択肢とは「都心環状線内回り(反時計回り)」です。竹橋JCTから神田へ出ずに、霞が関を経由して浜崎橋JCTから湾岸線・羽田線へ出るというものです。

 外回りと内回りでは時間帯別渋滞パターンが異なっているため、個々の時間帯で混雑状況に差が出ている場合があります。その時に頭上の「文字情報板」などで情報を把握して、空いているルートを的確に選べば、ダメージを最低限に抑えられるかもしれません。

 とはいえ、首都高も求めているとおり、やはり「ピークを避けた」移動も重要となるでしょう。