ラニエリ氏の就任が決まれば、ローマを指揮するのは3度目 photo/Getty Images

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クラウディオ・ラニエリ氏が、フィウミチーノ空港で数百人のローマサポーターから歓迎を受ける一幕があった。

ラニエリ氏と言えば、サッカー界でも有数の監督として知られ、これまで多くの実績を残してきた人物だ。特に日本人には、15−16シーズンのレスターがプレミアリーグ制覇を成し遂げた功績は記憶に深く刻み込まれているのではないだろうか。

そんな彼の監督歴は1986-87シーズンから始まり、40年近くキャリアを続けてきた。年齢も現在73歳となり、実は昨シーズン限りで監督業から引退することを宣言していた。

それでも今回、ローマのオーナーの強い求めに応じて監督復帰を決意したと見られ、早速住んでいるロンドンからローマへと飛び、空港に姿を現したのだ。

警備員に囲まれたラニエリ氏が徒歩で姿を現すと、待ち構えたサポーターや記者が取り囲み、現場は騒然とした雰囲気に。『Football Italia』によるとその数は少なくとも200人に及んだそう。

そしてファンはチャントを大合唱し、ラニエリ氏の肩にクラブのタオルマフラーを掛けるなど熱狂的で荒々しい歓迎を行った。記者からは、チームが大変な状況にあることについて質問が飛び、ラニエリ氏は「だから彼らは私を呼んだのです。 準備してください、援軍がここにいます」とサポーターの熱狂に応えるように語った。

近年ではカリアリを就任1年目でセリエA昇格させた実績を持つラニエリ氏。まもなく就任の正式発表が行われると噂されているが、実現した暁には低迷するローマを見事立て直すことができるのか注目だ。