レアルはどうやってバロンドールの投票結果を事前に知ったのか ボイコット決行の裏側が判明
先月28日(現地時間)に行われた今年のバロンドールではマンチェスター・シティのロドリが選ばれた。フランスのサッカー雑誌『France Football』が主催する同賞は、個人賞としてはサッカー界最高の栄誉とされていて、世界各国100人のスポーツ記者による投票で受賞者が決まる。
今年に関しては当初レアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールが受賞の最有力候補と目されていたが、実際の投票ではロドリがわずかにヴィニシウスを上回って初受賞。ヴィニシウスはじめレアルの関係者はこの結果に納得が行かず授賞式をボイコットし、その行動は大きな波紋を呼んだ。
このことについてスペインメディア『Relevo』は、『France Football』内で投票に関わっている担当者の中にレアルの某選手と以前から付き合いのある人物がいて、これが投票結果をリークしたと伝えている。
この選手がチーム関係者に投票結果を知らせ、それが巡り巡ってフロレンティーノ・ペレス会長の耳にまで届き、同会長はボイコットを決断したというのが真相のようだ。また、同メディアはヴィニシウスではなくロドリが選ばれることを少なくとも48時間前にレアルの関係者は知っていたとも報じている。
『Relevo』は投票結果を一番最初に聞いたレアルの選手の名前を明らかにしていない。しかし、フランス出身の選手やフランスのクラブに所属していた選手に疑いの目が向けられるのは必至だろう。今年のバロンドールをめぐる新たな問題に発生する可能性もある。